企業がAIを活用していくためには,AIで解決できる課題の抽出と,適用方法を考案し進めていく能力が必要だが,適切な人材を見つけ,コミュニケーションをとるノウハウ構築が課題となっている。一方,AI人材側も事例が少なく,解決方法提案は手探り状態となっている。同省がAI活用意欲のある企業とAIの技術能力をもった人材を「解決すべき課題」を媒介としてマッチングし,企業とAI人材が協働で課題に対するAI適用方法を考えていく場を設けることで,「企業とAI人材の連携」を醸成していく。さらに,これらを基に課題解決型AI人材を育成するカリキュラム等も作成する。
課題解決事例の成果を定量的な数字とともにオープンにして,企業側の費用対効果を可視化することや,一定水準以上の課題解決能力を有するAI人材のコミュニティをつくり,企業とマッチングできるようにするなど,事例の展開により,類似事例への企業とAI人材の連携を促進していく。(’20 8/5)