2020年7月1日

島津製作所,がんの早期診断システム開発を目指して兵庫医科大学と産学連携講座を設置

島津製作所は,兵庫医科大学と連携して,がんの早期診断システムの研究開発を実施していくこととなった。研究に先立ち,同社は兵庫医科大学と2019年4月1日に「包括共同研究契約」を締結し,同日に産学連携講座「疾患オミクス解析学講座」を設置した。同講座の設置目的は,大腸・胃・肺・膵臓・乳がんなど主要がん種の検査法および早期診断システムの開発を目指し,双方が有する研究開発能力を活かして緊密に連携して研究を行うことである。兵庫医科大学に新たに研究拠点を設け,同一法人内の兵庫医科大学病院や健康医学クリニックで収集した検体を同社の質量分析計で分析し,「疾患オミクス解析技術」を用いて研究を進めている。

オミクスとは,生物を構成する分子(DNA,mRNA,タンパク質,代謝物など)全体を様々な階層で網羅的に研究する分野のこと。オミクス解析は,再生医療,医薬品開発など,ライフサイエンス分野の研究手法として用いられている。同講座では,各疾患におけるオミクス階層の変動に注目し,生体内の代謝異常に基づいた疾患の新たな知見を得て,がんの診断・治療に活かす予定。(’20 7/1)

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