中国の大手ITサービス会社の研究開発会社であるハイシンク創研は,メガネ形状のウェアラブルデバイスであるスマートグラスを用いて遠隔拠点における定常作業の指示や緊急発生時のトラブル対応などをスムーズに支援できる現場作業支援ソリューションを開発,日伝を通じて,販売を開始した。
同製品は,スマートグラス・スマートフォンなどをWiFi環境で接続し,タスク管理と遠隔支援が実行できる。タスク管理は,現場にいる作業者がスマートグラスを装着し,表示される各手順に従って作業を進める。作業者を支援する担当者(支援者)は,スマートフォンなどのスマートデバイスを通じて,遠隔地で生産現場のマニュアルや図面,作業者から送付されるデータを確認することができる。終了時には現場の撮影写真や動画なども含めて自動的に証跡が保存される。遠隔支援は,異常事態が発生した際に,作業者が遠隔環境下で支援者を呼び出し,作業者が着用したスマートグラスを通して現場の映像を共有し,チャットや手書機能を活用して支援することができる。オプションで,現場で発生する種々のデータをAI技術の活用により分析するサービスの提供も行う。(’20 3/11)