中部電力と関西オートメ機器は,自動車工場などで使用する洗浄液と切削液のコストを大幅に削減できる超高速ファインバブル浮上分離装置「RaFloM-HE(ラフローム-HE)」を共同開発し,2020年1月9日より受注を開始した。
同開発品は,ファインバブルを生成し,使用済の洗浄液・切削液に混ぜ合わせることで,液内の不純物が泡に付着。泡に付着した不純物は表層に浮上するため効率的に除去でき,その結果,多くの不純物を除去した後の液体を濾過するフィルターの長寿命化や清掃回数の低減につながり,大幅な管理コスト削減が可能となる。両社による実証実験では,コストの半減を実現している。また,洗浄液にファインバブルが含まれることによる洗浄効果の向上等にもつながる。(’20 1/29)