2020年1月15日

荏原環境プラントとハイボット,小型走行型ロボットでボイラ水管厚さの自動連続測定に成功

アーステック
荏原環境プラントとハイボットは,小型走行型ロボットを用いたボイラ水管厚さの自動連続測定の実証試験に成功した。両社はボイラ水管厚さ測定用の水浸超音波探傷センサを搭載した小型走行型ロボットを共同開発した。同ロボットをボイラの点検口から投入し,測定対象の水管まで走行移動させた後,センサを水管へ挿入させ,ボイラ水管の厚さを内側から自動連続測定した結果,一連の測定動作において,所定の性能を確認することができた。

荏原環境プラントでは,固形廃棄物処理施設において排熱回収用ボイラ水管の腐食摩耗等の経年劣化を正確に把握するため,定期的にボイラ水管の厚さ測定を行っているが,小型のセンサを小口径のボイラ水管の内側に挿入する前に,ボイラ水管の一部を切断するなどの準備作業が発生することが課題となっていた。今後は,同ロボットの本格運用を通じて,ボイラ水管厚さ測定の効率化を図る。(’20 1/15)

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