2019年5月22日(水)~24日(金)の3日間,パシフィコ横浜(横浜市西区)で「自動車技術展 人とくるまのテクノロジー展2019横浜」(主催:自動車技術会)が開催され,過去最大規模となる624社・1197小間が出展し3日間で95,900人が来場した。
最近よく耳にするコネクテッド,自動運転,シェアリング,電動化を総称する「CASE」に関連した技術が大きなトレンドとして注目された。
主催者企画として横浜と名古屋の展示会に同一テーマとして「新たな自動車技術が支える地域創生」を掲げ,2年間を一連の企画で構成し,くるまが社会に新しい価値をもたらす姿を提示した。移動コスト最小,エネルギーコスト最小,ビジネス効率最大をコンセプトに業界の垣根を超えた企業展示や自動運転バスの市場体験などが賑わった。
トライボロジー関連では,軸受,トライボ材料,DLCなど表面改質や性能・評価試験機,潤滑剤などが数多く出展した。
同時開催の自動車技術会「2019年春季大会」では,24日(木)に「エンジン部品・トライボロジー」(座長:村上 元一 氏(トヨタ自動車))にてコーティングを中心としたセッションと,午後からは「潤滑油・潤滑技術およびトライボロジー」(座長:中村 正明 氏(日野自動車))などの学術講演が行われた。「0W-8低粘度省燃費エンジン油の開発」や「次世代低粘度ガソリンエンジン油規格JASO GLV-1の開発」など省燃費オイルの開発や委員会による成果報告が行われた。
なお,2019年7月17日(水)~19日(金)には,ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で「人とくるまのテクノロジー展2019名古屋(http://expo-nagoya.jsae.or.jp/)」が開催される。(’18 6/12)