ドイツの特殊化学品メーカー,ランクセス(LANXESS)は,ポリブチレンテレフタレート(PBT)を基材とするハロゲンフリーの難燃性コンパウンドの製品群を拡充する。新製品群は,ガラス繊維を25%含有させ強化したコンパウンドで,ハロゲン系難燃性素材と同等の高いトラッキング耐性を持ち,無人家電製品や電気自動車の部品に適する。
新PBT素材は,0.4~3.0mmの肉厚部において775℃のグローワイヤー着火温度指数(GWIT)を満たしていることから,ドイツの安全規格を制定するドイツ電気技術者協会(VDE)の認証を得ている(GWIT:Glow Wire Ignition Temperature,IEC 60695-2-13)。また,米国のUL 94規格(Underwriter Laboratories社)による燃焼性試験で,最高グレードとなるV-0に相当することが確認されている。紫外線照射に対して高い耐性を持ち,生コンパウンドとの接触による腐食もほとんどなく,UL 746Bに基づく相対温度指数が少なくとも140℃となり,高い耐熱性がある。(’18 11/7)
ケミカルリサイクル・ジャパン,「広域自治体における資源循環システム構築の実証事業」に参加
出光興産の子会社であるケミカルリサイクル・ジャパン(以下,CRJ)は,経済産業省の「2025年度 資源自律経済確立産官学連携加速化事業費(広域自治体における資源循環システムの構築に向けた実証事業)」に参加する。








