ドイツの特殊化学品メーカー,ランクセス(LANXESS)は,繰返しの機械的負荷に対する長期耐久性を持つポリアミド6の新製品群「Durethan Performance(デュレタン・パフォーマンス)」を開発しているが,今回ガラス繊維をそれぞれ30%,35%,40%含有する熱安定性を備えた「デュレタンBKV30PH2.0」,「BKV35PH2.0」,「BKV40PH2.0」のコンパウンド,およびガラス繊維30%で耐衝撃性を強化した「デュレタンBKV130P」コンパウンドを新規投入する。製品名の「P」は「パフォーマンス」を意味している。
新製品は,同じガラス繊維含有量の標準品より動的耐用年数が数倍あり,静的な機械特性も向上している。近年非常に高価となったポリアミド66コンパウンドの経済的な代替素材となる。
同社は,同製品群のさらなる拡充を計画しており,50%および60%のガラス繊維で強化した2つのコンパウンドの発売が間近となっている。(’18 10/31)
エボニック,エポキシ硬化剤生産拠点の電力供給を再生可能エネルギーに全面移行
エボニックインダストリーズは,クロスリンカー部が運営するエポキシ硬化剤生産工場で使用する電力を100%再生可能電力に切り替えることで,サステナビリティへの取り組みをさらに強化する。