ダイセル・エボニックは,PEEK樹脂「ベスタキープ」が,ケミテスの高機能プラスチック製高速クロマトグラフィー用のカラム管に採用されたと発表した。
高速液体クロマトグラフィー分析は,技術の向上により従来のステンレススチール製カラムから溶出する金属イオンやカラム管への成分の吸着が問題視されるようになったが,同樹脂製のカラムを使用することにより,汚染を防ぐことが可能となる。さらに,同樹脂製のカラムは,測定中に35MPaという高圧の有機溶媒が通過してもカラム本体が変形しない高い剛性を保持する。
従来のPEEK製カラムは押出成形後に切削工程を経て製造していしたが,同樹脂を射出成形することにより,大幅な生産性の向上を実現した。(’18 7/18)
ENEOS,2028年3月までに横浜製造所での潤滑油・燃料油の生産を停止
ENEOSは,潤滑油を中心とする高付加価値石油製品の生産を行っている横浜製造所(横浜市神奈川区)での潤滑油および燃料油の生産について,2026年1月から2028年3月までをめどに段階的に停止することを決定した。