村田機械は,レーザソーティングローダ「FG3015TL」の販売を開始した。同製品は,同社が販売しているファイバーレーザ加工機LSシリーズおよびファイバーレーザ複合加工機「LS3015HL」の高い生産性を,最大限に活かすべく新開発されたソーティングローダ。
従来,加工された板金部品のジョイントバラシは,加工で使う剣山パレット(加工パレット)の上で作業者が行っていたが,自動で製品搬出を行おうとすると,剣山の上では製品が傾いてしまうこともあり困難だった。またローダで先に製品を搬出した場合,切断幅が細いファイバーレーザで加工した製品は母材に引っ掛かりやすい点などが課題だった。
同製品は,これらの技術的課題に対して,板取りされた製品を下方から全面吸着した状態にしておき,その後スケルトンを最初に取り外すことで解決した。スケルトンに振動を加えながら持ち上げることでワークの引っ掛かりを抑えたスムーズな取り外しを可能にし,剣山パレット(加工パレット)にフォークユニットを挿入することで製品を常に水平に安定させ確実なピックアップを実現した。ピッキングした製品は製品パレット上にネスティングされた状態で集積され,仕分け時の製品裏キズも解消することができ,また手押し台車を増設するオプションを採用すれば次工程への搬送が容易になる。バラシ・仕分け・搬出の単純作業を自動化することにより,ファイバーレーザ加工機が持つ高い生産性や多品種に対応できるフレキシブル性を最大限に発揮することが可能。(’18 7/4)
アマノ,地震前兆信号を時刻証明する事前防災システム構築へ,京都大学と共同研究を開始
アマノと,アマノのグループ会社であるアマノセキュアジャパンは,京都大学大学院情報学研究科 梅野 健 教授の研究グループと共同で,測位衛星で観測したデータあるいは京都大学に設置する電離層観測装置により電離圏および地殻変動などの地震前兆現象に関連する異常が発生した場合,アラート情報および根拠データ等にタイムスタンプを付与し,その真正性を証明する仕組みを構築するため,共同研究を開始した。








