BPジャパンは2018年5月25日(金),都内で「BPマリンテクニカルフォーラム2018」を開催した。当日は船主,船舶管理会社,造船所,船級協会,学識経験者,商社等約140人が参加した。
同社では同フォーラムを2008年より2年毎に開催しており,燃料油や燃焼,そして潤滑油や潤滑に関わる問題点とその解決方法,さらには将来の燃料油や潤滑油に対する意見交換の場として最近では東京と共に船主の多い愛媛県今治市でも開催している。
国際海事機関(IMO)による海洋汚染防止条約(通称「MARPOL条約」)が2020年1月より発効されると燃料のSOx排出規制がかかることから,海運業界と共に石油業界に与える影響は大きい。発効まで2年を切り,燃料や潤滑油に対するBPの見方や考え方,スクラバ搭載や低硫黄燃料使用時の注意点などを紹介した。
当日の講演内容は次の通り。
講演1.「船舶燃料について 2020年,その先」 ラジーフ・クマール 氏(BP IST)
講演2.「船舶エンジン用潤滑油に関して 2020年への備え」 ジェフ・キンバー 氏(BPマリン・エナジー 潤滑油)
講演3.「2020年からのSOx排出規制に対する主機対応」 森田 孝宏 氏(三井E&Sマシナリー) (’18 6/20)