ダイセル・エボニックは,同社のポリエーテルエーテルケトン(Polyether Ether Ketone:PEEK)樹脂「ベスタキープ(R) Care」が日本ケミカルスクリューの医療機器向けネジに国内で初めて採用されたと発表した。
医療機器・装置(医薬品製造装置,分析機器,検査装置など)には多くの金属ネジが使用されているが,最近ではPEEK樹脂に置き換わろうとしている。
同樹脂製のネジは,金属ネジのようなイオン溶出による汚染リスクの懸念がなく検査結果への影響がない。また,USPクラスVI 試験に合格しているため,患者の体に短期的に接触する医療機器へも安心して使用することが可能。優れた耐薬品性と,耐オートクレーブ特性により,120℃を超える高温下での滅菌工程にも耐えうる信頼性の高い素材となる。また,医療用機器や装置の製造工程にて要求される絶縁特性も備えているため,製造工程での採用も見据えている。(’18 4/18)
スペシャリティ・ケミカルズ専門商社のボド・メラー・ケミー社が日本法人を設立
高性能接着剤,熱硬化プラスチックや潤滑剤,コーティング剤などスペシャリティ・ケミカルズ専門商社大手のボド・メラー・ケミー社(Bodo Möller Chemie GmbH・ドイツ)は2024年10月28日,都内で日本法人ボド・メラー・ケミー・ジャパンを設立したことを記者発表した。