前川製作所は,地球温暖化係数(GWP)が低く,高温特性に優れたノンフロンHFO冷媒を採用した,最高85℃の熱風を供給できる「循環加温熱風ヒートポンプ」の発売を2018年2月から開始した。
同製品は,ヒートポンプ方式を採用しており,燃やすことなく最高85℃の熱風を供給できる。ボイラなど化石燃料を用いた加熱方式に比べ,CO2排出量を約70%低減可能。燃焼行程が全くなく,窒素酸化物(NOx)も発生しない。また,小温度差(5~10℃)の加熱を可能とし,高効率かつ高い経済性を発揮するほか,高圧ガス製造届,冷凍保安責任者が不要となる。
同製品は,2018年に国内自動車関連会社向けに初号機の出荷を予定しており,同社はこれを機に高温室や塗装乾燥ライン,その他50~85℃の乾燥を要する工程に対しての販売を強化する。また,生産ラインにおいて求められる空気加熱温度および加熱風量などの各種運転条件に応じるため,受注生産となる。(’18 3/7)
分析機器・科学機器総合展「JASIS 2025」幕張メッセで開催される
2025年9月3日(水)~5日(金)の3日間,アジア最大級の最先端科学・分析システム&ソリューション展「JASIS 2025」(主催:日本分析機器工業会,日本科学機器協会)が幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催され,3日間で19,750名が来場した。