トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)は,2018年2月23日(金)に板橋区立文化会館(東京都板橋区)で,第20回シンポジウム「トライボコーティングの現状と将来―紫色発光半導体技術,コーティング膜の測定評価技術,産学連携による新技術―」を開催し,第10回岩木トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)の贈呈式と,受賞者の記念講演を行った。
岩木賞は,表面改質,トライボコーティング分野で多大な業績を上げられた故 岩木 正哉 博士(理化学研究所元主任研究員,トライボコーティング技術研究会前会長)の偉業をたたえ,当該技術分野およびその関連分野において日々努力・研鑽する個人,法人,団体の業績を表彰している。第10回岩木賞は以下の3件が受賞し,記念講演が行なわれた。
- 岩木賞優秀賞:岡本 宗大 氏(大塚電子) 記念講演「反射分光干渉法を用いた三次元形状体へのコーティング厚みの非破壊測定」
- 岩木賞事業賞:グウェン ボロレ 氏(アントンパール・ジャパン) 記念講演「PVDコーティング膜の品質管理法の確立と普及」
- 岩木賞国際賞:中村 修二 氏(カリフォルニア大学サンタバーバラ校) 記念講演「紫色LEDを使った太陽光に近い白色LED―起業と実業化の流れ,次世代の光への挑戦―」