計測・制御・監視とシステムのチノーは,ビニールハウスなどを利用して農作物を生産する施設栽培において,環境管理の指標として関心が高まっている飽差を測定するためのハンディ形飽差計「MH500」を発売した。飽差は,空気の湿り気を示す指標。植物生理学で普遍的な理想値が示されているため,相対湿度よりも作物の生育との相関を把握しやすく,管理すれば農作物の増収や品質の向上が見込まれる。この農業生産に直結した指標である飽差を直接チェックできる同製品の市場投入で,温湿度センサの農業分野への浸透を加速させる狙い。
同製品は,”きちんとはかる”高精度温湿度計HN-EHシリーズをベースに開発された飽差測定に特化したハンディ計器。指示部は上下2段の液晶デジタル表示になっており,上段には常に飽差を表示し,下段は温度と湿度を選択可能となっている。測定の応答性が40秒以内と速く,操作も簡単なのでスピーディに飽差や温度,湿度のチェックが可能で,センサ部はユーザーによる交換が可能なため長期耐用が可能な機器となっている。(’18 1/31)
「トライボロジー会議2025 春 東京」開催される
日本トライボロジー学会は2025年5月26日(月)~28日(水)の3日間,国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区)で「トライボロジー会議2025 春 東京」(実行委員長:尾形 秀樹 氏,IHI)を開催,3日間で約160件の各種トライボロジーに関する講演・発表が行われ,約900名が参加した。