JXTGエネルギー川崎製油所は,IoT・ビッグデータ等の活用,自社内の資格制度の構築といった高度なリスクアセスメントの実施等を通じて,特にレベルの高い自主保安を実現していると認められたことから,「スーパー認定事業所」第1号案件として認定された。
近年,プラントの高経年化,高度な知見をもった熟練従業員の引退等,日本の石油精製・石油化学事業者等を巡る課題に適切に対応していくためには,高度なリスクアセスメントの実施等を通じて,事業者が自主保安の取り組みを一層高度化していくことが求められている。
経済産業省では,事業者による自主保安の更なる高度化を促すため,2017年4月から「スーパー認定事業所」制度を開始した。同制度は,IoT・ビッグデータ等の活用,高度なリスクアセスメントの実施等を通じて,特にレベルの高い自主保安を実現している事業所を「スーパー認定事業所」として認定するもの。高圧ガスの認定事業所の基準に加え,スーパー認定事業所の基準を満たしている事業所はスーパー認定事業所として認定を受けることができる。同認定を受けた事業所は,通常の「認定事業所」に比べ,(1)認定期間の拡大(5年→7年),(2)連続運転期間および(3)検査手法の自由な設定が可能となるなど,高い自主保安の実現と同時に,より柔軟で効率的な事業運営が可能となる。(’18 1/17)
トライボコーティング技術研究会,岩木賞贈呈式とシンポジウムが開催される
トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)は,2025年2月21日(金)に,理化学研究所 和光研究所 鈴木梅太郎記念ホール(埼玉県和光市)およびオンラインによるハイブリッドにて,第27回シンポジウム「トライボコーティングの現状と将来」,および第17回岩木トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)の贈呈式と受賞者による記念講演を開催した。