森合精機は,洗浄後の部品ワークに残留する付着油分量を測定する油分測定器「MAS-10U」を発売した。
自動車などの産業洗浄の業界では,部品洗浄に対する要求が以前と比較して高くなっている。これまでは洗浄後の品質として残留の付着油分はあまり問題にされなかったものの,最近は定量的な規格として非常に微量な油分付着量を具体的に,例えば「2.3mg以下」などと規定された洗浄性能の要求をされるケースが増えている。
同製品は,油分の抽出能力の高い溶媒でワークの付着油分の溶解と抽出を行い,この溶媒を油分測定する。特定の波長域を有するUV紫外光が油分に吸光される物理原理(=吸光度測定法)を利用し,油分濃度に比例したUVの吸光度を油分量に換算して測定を行う。測定演算にマイコン,操作部には液晶タッチパネルを搭載し,簡単な操作で高い精度での油分測定が行える。(’18 1/10)
アマノ,地震前兆信号を時刻証明する事前防災システム構築へ,京都大学と共同研究を開始
アマノと,アマノのグループ会社であるアマノセキュアジャパンは,京都大学大学院情報学研究科 梅野 健 教授の研究グループと共同で,測位衛星で観測したデータあるいは京都大学に設置する電離層観測装置により電離圏および地殻変動などの地震前兆現象に関連する異常が発生した場合,アラート情報および根拠データ等にタイムスタンプを付与し,その真正性を証明する仕組みを構築するため,共同研究を開始した。








