2017年11月22日

太陽油化,「産業交流展2017」で植物活性剤「東京8」と微生物消臭剤「SKT-8」を発表

アーステック

 太陽油化は,2017年11月15日(水)~17日(金),東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された,第20回中小企業による国内最大級のトレードショー「産業交流展2017」(主催:産業交流展2017実行委員会)に出展し,野菜を育てる植物活性剤「東京8」と,ニオイを消す微生物消臭剤「SKT-8」を発表した。
 産業廃棄物処理・環境ソリューション事業を行う同社では長年,微生物の持つ性質に着目してきた。2012年に「東京バクテリアラボ」を立ち上げ,大学の研究チームと共に研究開発を重ねてきた結果,有効微生物を汚泥の中から抽出した天然成分100%の植物活性剤「東京8」や微生物消臭剤「SKT-8」を作り上げることに成功した。
 東京では,年間約1,657万tの汚泥がレストランや病院,動物園,オフィス・ビル,遊園地から排出されている。同社は,回収されたこれらの汚泥を汚泥処理で夾雑物の除去などを行ったのち,接触混合槽で原料とバクテリアの接触混合を促し,マイクロバブル発生槽でマイクロバブルを注入してバクテリアの活性を最大化することで,植物活性剤「東京8」と微生物消臭剤「SKT-8」を製造している。「東京8」はバクテリアの力で農作物がより大きく元気に育つ微生物活性剤で,「SKT-8」はバクテリアの力で臭気成分を分解除去することができる微生物消臭剤となっている。
 同社は今後,2つの製品の効果をさらに高める研究を進めるのはもとより,世の中に溢れる課題や問題の解決にバクテリアを用いたソリューションを提供していく。さらに,エネルギーや廃棄物処理分野での事業を基軸にした展開も模索している。(’17 11/22)

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