2024年4月24日

「bpジャパン カストロール工業用潤滑油事業本部 全国代理店会」開催される

アーステック
共催セミナー

bpジャパン カストロール工業用潤滑油事業本部は,2024年3月27日(水)に都内ホテルで「全国代理店会」を開催,工業用潤滑油や切削油などを販売する全国の代理店から約50名が参加した(写真1)。

全国代理店会の様子-bpジャパン カストロール工業用潤滑油事業本部
写真1 全国代理店会の様子

加藤 雅生 氏(取締役 カストロール工業用潤滑油事業本部長)の挨拶(写真2)では,冒頭でカストロールが2024年3月で創立125周年を迎えたことについて触れ,「カストロールが1899年に英国で潤滑油の専業メーカーとして創立してから2024年3月で125周年を迎えることができました。これもひとえに弊社製品の販売にご尽力いただいている皆様のお陰だと思っております」と代理店の方々に感謝の意を述べ,カストロールの歴史について紹介。また,自動車のEV化の見通しやEV化に伴う金属加工油の需要見通しについて説明した。

加藤氏による挨拶-bpジャパン カストロール工業用潤滑油事業本部 全国代理店会2024
写真2 加藤氏による挨拶

2024年のカストロール工業用潤滑油事業本部の方針については,EV部品,ロボット,風力産業,半導体向け次世代洗浄剤,データセンターでの液浸冷却液といった成長分野に投資していくとし,具体例として産業用ロボット分野ではロボット専用製品ALRシリーズ(ギア油,グリース),風力発電分野では風力専用製品Optigearシリーズ,データセンター冷却分野では液浸冷却液製品として開発したカストロールONシリーズを紹介した。

スマートソリューションの提案としては,金属加工油剤のタンクを自動的に監視,制御する「スマートコントロールEVO(水溶性 個別タンク用)」,「スマートコントロール(水溶性 集中タンク用)」や,再生ベースオイル(RRBO:Re-refined Base Oil)を使用した切削油を国内で導入予定であることについて紹介した。

最後に,加藤 氏が3月で本部長を退任し,4月から中島 潤 氏が新たに本部長に就任することを発表した。

中島 氏の挨拶(写真3)では,今後のミッションとして「カストロール製品の日本におけるシェアを拡大すること,とくにカーボンニュートラル製品については日本で積極的に拡販していきたいと思っております。また,単にオイルを売るだけではなくエンドユーザーの皆さんへトータルソリューションという形でサービスも含めた提案をさせていただきたい。欧州やオセアニアでデータを使った効率の良い売り方をトライアルしており,今後も皆様のサポートになるものをご提案できればと思っております」と述べた。また,競争力・販売力強化の点では「足元のビジネスの拡大も重要で,コスト競争力の強化は必須だと考えております。原材料の購入やサプライチェーンをゼロから見直し,コスト競争力のある製品を供給したいと考えております」と述べた。

4月から本部長に就任した中島氏による挨拶-bpジャパン カストロール工業用潤滑油事業本部 全国代理店会2024
写真3 4月から本部長に就任した中島氏による挨拶

関 麻子 氏(カストロール工業用潤滑油事業本部 グローバルマーケティング)からは2024年のマーケティングプログラムについて紹介。代理店向けの勉強会の強化,販売促進のサポートとしてマーケティングサポートや教育プログラムの強化,インセンティブプログラムの強化について説明した。また,循環型経済に寄与する製品として,水溶性切削油XBB/洗浄剤XBCクリーナー導入の成功事例について紹介した。

飯島 裕彦 氏(カストロール工業用潤滑油事業本部 テクニカルサポートマネジャー)からは,水溶性切削油の監視,モニタリング装置「スマートコントロールEVO」について紹介。水溶性切削油の濃度,pH,温度管理を自動化,遠隔監視でき,ノートPC1台分のサイズで省スペース,ネジ止め不要で設置場所を選ばない,直感的なパネル操作であることなどが紹介された。また,会場にて同製品の実機デモを行い(写真4),参加者の関心を集めた。同製品については,2024年4月より試験導入し,同年7月より本格導入の予定。

2023年度全国代理店会 優秀代理店発表では,カーボンニュートラル製品販売数量TOP5と,すべてのカストロール製品を対象とした総販売数量TOP10を発表し,懇親会にて表彰した。(’24 4/24)

スマートコントロールEVOの実機デモの様子-bpジャパン カストロール工業用潤滑油事業本部 全国代理店会2024
写真4 スマートコントロールEVOの実機デモの様子

Related Posts

Share This