アクゾノーベルのスペシャルティ・ケミカル事業部門は,今後2年間に中国寧波工場での有機過酸化物生産能力を2倍に拡大する計画であることを発表した。
同拠点では現在,ポリマー製造における架橋剤として使用される有機過酸化物のDCPパーオキサイト(ジーα-クミルパーオキサイド)を生産している。DCPの生産能力を40%拡大する計画を進めており,2017年8月中旬頃までに完了する見込みだが,現状の生産能力を2倍に拡大する大規模な拡張を検討している。
DCPは,優れた耐久性を持つさまざまなポリマーの生産において使用される架橋剤。とくに発展途上国で成長著しい靴底をはじめ,多様な製品に使用されている。また,DCPは需要が拡大している送電網の改善や,洋上風力発電施設,再生エネルギーの伝送などで使用される高圧ケーブルの絶縁用ポリマーにも使用されている。(’17 8/2)
バリ取り・表面仕上げ・洗浄協会,2025年度総会が開催される
バリ取り・表面仕上げ・洗浄協会は2025年3月25日(火)に都内で「2025年度総会」を開催した。冒頭に理事長の北嶋 弘一 氏(関西大学名誉教授)から「当協会設立時の目標の一つとして,地方で協会としての展示会への出展があった。現在は大都市だけでやっていますが,地方の方が中々足を運べていない状況です。昨年は長野県飯田市で実施しましたが大変好評でした。今年は9月に静岡県浜松市,12月には長野県諏訪市で展示会の予定をしております。地方の方が気軽に足を運べるような協会にしたいと思います。」と挨拶が行われた。...