2017年8月2日

アクゾノーベル,中国での有機過酸化物生産能力を大幅に拡大

アーステック
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025
'25 7/23~25
メンテナンス・レジリエンスTOKYO2025
出展者募集中!

 アクゾノーベルのスペシャルティ・ケミカル事業部門は,今後2年間に中国寧波工場での有機過酸化物生産能力を2倍に拡大する計画であることを発表した。
 同拠点では現在,ポリマー製造における架橋剤として使用される有機過酸化物のDCPパーオキサイト(ジーα-クミルパーオキサイド)を生産している。DCPの生産能力を40%拡大する計画を進めており,2017年8月中旬頃までに完了する見込みだが,現状の生産能力を2倍に拡大する大規模な拡張を検討している。
 DCPは,優れた耐久性を持つさまざまなポリマーの生産において使用される架橋剤。とくに発展途上国で成長著しい靴底をはじめ,多様な製品に使用されている。また,DCPは需要が拡大している送電網の改善や,洋上風力発電施設,再生エネルギーの伝送などで使用される高圧ケーブルの絶縁用ポリマーにも使用されている。(’17 8/2)

Related Posts

スペシャリティ・ケミカルズ専門商社のボド・メラー・ケミー社が日本法人を設立

スペシャリティ・ケミカルズ専門商社のボド・メラー・ケミー社が日本法人を設立

高性能接着剤,熱硬化プラスチックや潤滑剤,コーティング剤などスペシャリティ・ケミカルズ専門商社大手のボド・メラー・ケミー社(Bodo Möller Chemie GmbH・ドイツ)は2024年10月28日,都内で日本法人ボド・メラー・ケミー・ジャパンを設立したことを記者発表した。

Share This