リコーは,IoT技術やビッグデータ活用,保守サービスのノウハウを提供することで,産業機器を製造しているメーカーのビジネスを支援するサービス「RICOH Open Remote Services」を開始する。今回はその第一弾として,検査機器や加工装置などの産業機器を遠隔で監視できるリモート環境の構築サービスを2017年9月15日(金)から提供する。
「RICOH Open Remote Services」によって機器の稼動状況を監視することで,コールセンターやオンサイトによる機器の的確で迅速な保守対応を支援し,顧客満足の向上と運用の効率化を図る。設置先の機器の稼働状況をリモートで確認できるため,機器の利用量に応じて費用を請求する従量課金制のビジネスを効率的に展開することが可能となる。
同社では,オフィスの複合機やレーザープリンターなどのリモート管理サービスを20年以上行っており,消耗品のタイムリーな供給や,故障発生時の自動通報,訪問修理の迅速な手配による機器のダウンタイムの最小化など,顧客満足の向上につとめてきた。近年は,世界中の機器稼働状況をビックデータとして解析し,異常が発生する予兆をとらえて不具合の発生を予防する取り組みも進んでいる。また,機器の稼働状況や保守履歴に応じて,顧客ごとに最適な買い替え時期を算出するなど,販売面でのデータ活用も行っている。(’17 7/19)
NTN,工作機械向け「高速サーボモーター用深溝玉軸受」を開発
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