NTNは,NTN能登製作所(石川県羽咋郡)に新たに熱処理工場の増設工事を行い,竣工したことを発表した。
同社は,1918年の創業以来,三重県桑名市で産業機械用軸受を生産してきたが,リスク分散と大形軸受の生産強化のため,2007年以降,能登地区にNTN羽咋製作所,NTN宝達志水製作所,NTN志賀製作所,NTN能登製作所を設立し,産業機械用軸受の第2の生産拠点として,風力発電装置に使用される大形軸受や産業機械アフターマーケット市場向けの各種軸受を生産している。
軸受の製造工程は,「鍛造」,「旋削」,「熱処理」,「研削」,「組立」の順に進行する。これまで旋削工程後,製品を三重県桑名市に輸送して熱処理加工を行っていたが,熱処理工場が完成したことで,鍛造から組立まで能登地区における一貫生産体制を確立した。(’17 7/19)
NTN,工作機械向け「高速サーボモーター用深溝玉軸受」を開発
NTNは,工作機械の主軸の駆動部位に使用される工作機械向けサーボモーター用軸受として,高速回転対応と低振動化を実現した「高速ターボモーター用深溝玉軸受」を開発した。