トライボコーティング技術研究会は,2017年5月26日(金),理化学研究所 和光本所で2017年度「第1回研究会」および総会を開催した。総会では2016年度の活動報告および2017年度の活動計画などを審議し,了承された。
第1回研究会では,鈴木 大 氏(富士ダイス,写真1)による「新たな生産プロセスへの取り組みと新材料の開発動向」,綾目 吉彦 氏(IHI Ionbond Japan,写真2)による「IHI IonbondのPVDコーティングサービス」が講演された。また,講演,総会後に情報基盤センター「スーパーコンピュータHOKUSAIとShoubu」、および戒埼宇宙物理研究室「Satsuki(皐月)」の見学会が行われ,Madein in Japanのスーパーコンピュータを見学した。スーパーコンピュータ「Shoubu(菖蒲)」はスパコンの省エネランキングGreen500で3期連続の世界第1位を獲得している。
また,「第10回岩木トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)」の業績募集開始が発表された。
岩木賞は,表面改質,トライボコーティング分野で多大な業績を上げられた故 岩木 正哉 博士(理化学研究所元主任研究員,トライボコーティング技術研究会前会長)の偉業を称え,その遺志を継ぐ技術者・研究者の業績を表彰するもの。同賞には,大賞・優秀賞・特別賞・奨励賞・事業賞・国際賞があり,今年度は,さらに功績賞が新設された。募集締切は2017年8月31日。2018年2月23日(金)に開催されるシンポジウム「トライボコーティングの現状と将来」において表彰および表彰課題の記念講演を行う。申し込みや推薦受付など問い合わせは以下より。
問い合わせ先
未来生産システム学協会(NPS) 表彰顕彰部門 岩木賞表彰事業部内
E-mail award@nps-t.info
https://sites.google.com/site/npstwebsite/biao-zhang-xian-zhang (’17 6/14)