2017年6月14日

「松村石油神戸工場100周年/松村石油化成50周年 記念の会」開催される

アーステック
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 松村石油は2017年5月17日(水),神戸メリケンパークオリエンタルホテル(神戸市中央区)で同社神戸工場100周年と松村石油化成50周年の記念の会を開催し,取引先や関係先など152人が参加した(写真1)。
 松村石油神戸工場は100年前の1917年(大正6年)に潤滑油製造工場として神戸市兵庫区に建設された。
 松村石油の商標(トレードマーク)の「バーレル」は,昔石油製品を入れていた木の樽が由来で,同社ではそれをデザイン化して神戸工場が開設された当時から現在も製造される製品の商標として使用している。なお,松村石油は2007年に創業100周年を迎えている。
 松村石油化成は50年前の1967年に石油以外の分野への進出を狙い,物と物とのすき間を埋めるシール材の「ネオシーラー」や土木工事用資材「テールシーラー」を製造するメーカーとして神戸市兵庫区に設立した。
 冒頭の挨拶で松村石油の松村 誠一郎 社長(写真2)は,「第二次世界大戦中の空襲で神戸工場が焼失し,戦後も石油製品の統制のために自由な事業活動ができない時期,不況や石油危機,高度経済成長期の工場からの煤煙や排水問題,阪神・淡路大震災での被災など,幾多の苦境を乗り越えることができたのはお取引先様のご支援や,地域の方々のご理解,工場運営や製品製造についてご助言頂いた方々のお陰である。特に神戸工場と関わりの深いコスモ石油ルブリカンツ,MORESCOの両社は大きな支えである」と感謝の気持ちを述べた。松村 氏自身も神戸生まれの神戸育ちで,今年神戸港開港150年を迎えたことから,「松村石油神戸工場は“熱とエネルギーをコントロール”,松村石油化成は“練る・混ぜるの配合技術”と,それぞれ得意とする分野を中心にご要望に沿った製品を提供できるよう努め,神戸港と同じく150周年そしてその先を目指して事業に取り組みたい」と抱負を述べた。
 また,乾杯の挨拶では,来賓を代表して神戸製鋼所の大濱 敬織 専務執行役員(写真3)が「当社のスクリュー圧縮機が世界一のシェアになれたのも松村石油の潤滑油製造技術が大きな要因となっている」と述べた。(’17 6/14)

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