2017年6月7日

全国工作油剤工業組合,第44回通常総会,懇親会が開催される

アーステック

 全国工作油剤工業組合(全工油)は2017年5月18日(木),JXTGエネルギー本社2階講堂(東京都千代田区)で「第44回通常総会」を開催し,関係者約60名が参加した。
 総会では,2016年度の事業報告や決算報告,2017年度の事業計画案について審議・承認した。2017年度の事業計画については,組合・団体としてのコンプライアンスのルール作りを行い,専門家を招いてセミナーを開催するとした。
 また,総会後は同会場にて懇親会が行われ,関係者約70名が参加した(写真1)。冒頭の挨拶で,中野 正徳 理事長(MORESCO)(写真2)は,「円高,株安など不安定な要素があり,短期的な見通しがきかない1年となりそうだが,長期的にみると,自動車産業とのつながりが深く,自動車産業の動向にかなり引っ張られるのではないか。エンジンブロックがなくなってしまうかもしれないことを考えると,自動車産業分野だけでなく色々な分野に進出することで新しい世代につながっていくのではないかと思う。その中で,当組合では,新しい動きに対する準備,例えば人工知能やIoTなどのソフト面と併せて,自動車やその他の需要動向など適切な情報を提供していきたい」と述べた。その後,経済産業省 資源エネルギー庁 石油精製備蓄課の西山 英将 課長(写真3)は来賓の挨拶で,「我々としては,日本のものづくり産業が日本で活躍できる環境を整備し,成長させていくということ,また海外に進出するリスクをいかに低減していくか,中小企業政策にもしっかり手を打っていきたい。潤滑油,グリースは産業の背骨を支えるものであり,この産業の方々が海外を目指せる活動を応援していきたい」と述べた。(’17 6/7)

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