東レ・ダウコーニングは,硬さの異なる液状フロロシリコーンゴム2製品「Silastic(R) FL 60-9201 F-LSR」と「Silastic(R) FL 70-9201 F-LSR」を発売し,製品ラインアップを拡充した。
同製品は,液状射出成形機(LIM)での生産に対応した製品となる。従来は硬さ20度および30度の製品を販売していたが,性能やコスト面での市場ニーズに対応するため,硬さ60度と70度の高硬度タイプを発売した。これにより自動車部品でのLIMプロセスの検討が可能になり,生産時間の短縮,バリレス成形,製造ラインの無人化により生産性改善への貢献にも繋がる。
フロロシリコーンの耐燃料,耐油,耐溶剤,耐薬品性といった特性を活かし,高温から低温まで厳しい動作環境下で使用される幅広い自動車部品に使用が可能。また,液状ゴムの特長として精密な成形が可能となり,複雑な形状の部品や,オーバーモールドへの検討も可能となる。
今回発売された2製品は,Oリング,ダイヤフラム,メンブレン等に使用される高硬度タイプ(60度・70度)の製品で,従来品のミラブルタイプのフロロシリコーンゴムと同様の用途に使用可能。(’17 4/12)
ニッペコ,「トライボロジー技術セミナー」が開催される
ニッペコは,2024年11月7日(木),東京商工会議所(東京都千代田区)で「トライボロジー技術セミナー~トライボロジーで未来をつなぐ~」を開催し,当日は約50名が参加した。