いすゞ自動車と,世界で唯一微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の培養技術を活用し,バイオ燃料を推進しているユーグレナ社は,次世代バイオディーゼル燃料の実用化に向けた共同研究契約を締結し,「DeuSEL(R)(デューゼル)プロジェクト」を開始した。
ユーグレナ社はユーグレナの屋外大量培養技術を活用し,バイオディーゼル燃料の開発を実施,1年をかけて「DeuSEL(R)」の開発に成功した。いすゞは,2014年7月1日から藤沢工場と湘南台駅を結ぶシャトルバスに,DeuSEL(R)を配合した燃料を使用している。
しかしDeuSEL(R)は,従来型バイオディーゼル燃料と同様に,高濃度での利用はエンジンや車両への特別なケアが必要となる。同プロジェクトは,含有率100%でも車両のエンジンに負担を掛けることなく使用可能な次世代バイオディーゼル燃料の実用化を目指している。ユーグレナ社が次世代バイオディーゼル燃料の研究開発と生産を進め,いすゞが燃料の評価を行い,2018年までに技術確立を目指す。
http://www.deusel.jp/ (’14 7/9)
ENEOS,「持続可能な航空燃料(SAF)の製造・供給体制構築支援事業」に採択
ENEOSは,経済産業省が公募した,持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel,以下,SAF)の製造・供給拡大に向けた取り組みを支援する「持続可能な航空燃料(SAF)の製造・供給体制構築事業」に採択されたことを発表した。