経済産業省が実施する水素・燃料電池実証プロジェクト(JHFC)は,2009年度より新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業となり,助成先公募について石油産業活性化センター,日本自動車研究所,エンジニアリング振興協会,日本ガス協会4者の共同申請が採択され,実施者が決定した。JHFCプロジェクトは,自動車メーカーが開発した燃料電池自動車(FCV)が水素ステーションを利用して公道走行試験を行い,実際の使用状態における実測データを取得することにより,水素エネルギー社会の実現に向けた,水素インフラ,FCVの有効性(省エネルギー効果,環境負荷低減効果等)を検証するとともに,実用化のための課題抽出,FCV等の社会受容性向上を図ることを目的に2002年度より継続実施している。2015年度の一般ユーザーへの普及開始を目指し,今までの技術実証から社会実証を視野に入れた活動を開始する。(’09 5/20)
出光興産と三菱ガス,e-メタノール,バイオメタノールの供給体制構築に向け協業を開始
出光興産と三菱ガスは,e-メタノールおよびバイオメタノール(環境循環型メタノール:回収したCO₂,再生可能エネルギー由来水素,バイオマスやプラスチック廃棄物など多様なリサイクル原料から製造したメタノール)の国内における供給体制の構築に向けた協業を開始する。