全国工作油剤工業組合(全工油)は,2019年11月14日(木)~15日(金)の2日間,KKRホテル名古屋(名古屋市中区)で,2019年度「第25回全国技術研修会」を開催,工作油剤の若手技術者や賛助会員の原材料メーカーや商社など72名が参加した。
同研修会は,「中小企業活路開拓調査・実現化事業―連合会(全国組合)等研修事業」の一環として,若手,組合員技術者及び賛助会員を対象に毎年開催している。
今回の同研修会では,「金属工作油剤関連の基礎知識習得と自動車業界の動向について」をメインテーマに講演が行われ,2日目の講演聴講後には松本 勝 氏(MORESCO)の司会進行で参加者によるグループ討議や発表に対する意見交換会を実施した。EVを中心に自動車産業の動向や加工技術,ベースオイルや金属加工油開発の最新動向や経験談などの2日間にわたる講演内容について,参加者各々が感じた感想やこの経験を今後社内でどのように生かすかなどについて意見を出し合い情報を共有した。
同研修会の講演内容は以下のとおり。
- 1日目
- 「原油・基油動向について」 菅原 常年 氏(JXTGエネルギー)
- 「切削加工の高精度化・高能率化・自動化について」 社本 英二 氏(名古屋大学)
- 「中国EV業界の最新事情について」 大野 大介 氏(東海日中貿易センター)
- 2日目
- 「世界自動車生産市場の展望について」 西本 真敏 氏(IHS Markit)
- 「金属加工油の科学と技術について」 横田 秀雄 氏(MFリサーチ) (’20 1/15)