出光興産は,米国カリフォルニア大学サンタバーバラ校内の産学官連携イノベーション拠点「OASIS」に,同社初となる宇宙用CIGS(銅(Cu)・インジウム(In)・ガリウム(Ga)・セレン(Se)の化合物半導体)太陽電池の開発ラボを開設したと発表した。現地での技術開発と顧客連携の拠点として機能させ,早期事業化を目指す。
同ラボでは,主要な衛星メーカーや宇宙関連企業が集まる立地を生かし,市場ニーズを踏まえた試作・評価や技術提案を迅速に行う。得られた知見を日本の研究開発拠点へフィードバックし,国内での製品開発や量産技術開発にも活用する方針。
同社が開発する宇宙用CIGS太陽電池は,高い放射線耐性による長寿命化やレアメタル使用量の抑制に加え,独自技術により高生産性と価格競争力の実現が期待されている。
同社は2027年をめどに日本国内で量産技術開発用ベンチプラントの立ち上げを進めており,米国ラボとの連携で開発サイクルを短縮し,持続可能な宇宙利用を支える技術として宇宙産業の発展に貢献していくとしている。(’26 10/21)













