2026年7月22日

出光興産,潤滑油製品のカーボンフットプリント算定システムを開発

出光興産は,潤滑油製品のカーボンフットプリント(Carbon Footprint of Product,CFP)を体系的に算定できるシステムを開発した。CFPは,原材料の調達から製造,物流,使用,廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体を通じて,製品が排出する温室効果ガス量を二酸化炭素(CO₂)換算で示した指標。同システムでは,原材料の調達から製造,物流の一部までを対象としたCFPを算定する。同システムの活用により,潤滑油製品におけるCFP算定の信頼性と効率性を高め,社外に対する環境情報開示の透明性の向上を図る。

なお,同システムはISO 14067 Annex Cシステマチックアプローチ(製品カーボンフットプリント(CFP)を算定する際に,類似製品をグループ化して体系的に算定するための国際規格上の手法)への準拠について第三者検証を受け,ISO 14065に基づく認定検証機関であるTÜV SÜD Industrie Service GmbH(テュフズード)から適合性を示す妥当性確認声明書を取得した。これにより同システムで算定されたCFPは,信頼性の高い環境情報として提示することが可能となる。

同システムは,潤滑油製品の原材料調達から製造,物流に至るまでの各工程における温室効果ガス排出量を,国際規格であるISO 14067 Annex Cに基づいて算定する仕組み。国際規格に沿った考え方を採用することで,原材料や製造拠点が異なる製品であっても,同一の基準でCFPを算定することができる。同社は幅広い潤滑油製品を取り揃えており,これまで製品ごとのCFPを網羅的に算定することは容易ではなかったが,同システムの導入により,共通のデータセットと標準化された手順に基づき,CFPの自動算定が可能となり,算定方法の一貫性を確保しつつ,算定作業の効率化を実現することができる。同社は,日本国内で2024年度に製造・販売した潤滑油製品1,378品目について,製造過程で使用した原材料やエネルギーなどの量に基づき,CFPを一括で算定した。また,2025年度のCFPについても,2026年中に算定予定としており,今後も前年度に製造・販売した製品のCFP算定を継続的に実施していく。(’26 7/22)

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