2026年2月18日

出光興産,固体電解質大型パイロット装置の最終投資決定,建設開始

出光興産は,全固体リチウムイオン二次電池の材料となる固体電解質を製造する大型パイロット装置について,最終投資決定を行い,建設を開始したと発表した。同社はトヨタ自動車と協業し,2027~2028年に全固体電池を搭載した電気自動車(以下,BEV)を実用化することを目指している。同装置で製造される固体電解質は,トヨタ自動車が開発するBEV向け全固体電池で使用される予定。

同社は,モビリティの進化や資源循環型社会の構築に貢献する全固体電池に不可欠な材料である固体電解質の開発と量産体制の構築を進めており,小型実証設備から大型パイロット装置へと段階的に製造装置をスケールアップし,その先の事業化へつなげる計画。現在稼働する2基の小型実証設備において,固体電解質の量産技術開発とサンプルの製造を実施。第1プラントでは主にトヨタ自動車向けの固体電解質を,第2プラントでは異なる種類の固体電解質を開発している。

今回,第1プラントで得られた実証結果を踏まえ,事業化に向けた次期フェーズである大型パイロット装置の建設を決定した。生産能力は年間数百tを見込んでおり,同社千葉事業所敷地内に 2027 年中の完工を目指している。(’26 2/18)

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