2026年2月10日

「第26回工作機械のトライボロジー研究会」開催される

日本トライボロジー学会の会員提案研究会(旧第3種研究会)である「工作機械のトライボロジー研究会」(主査:野口 昭治 氏,東京理科大学)は,2026年1月27日に東京理科大学 森戸記念館(東京都新宿区)にて第26回研究会を開催した。

会場風景-第26回工作機械のトライボロジー研究会
会場風景

同研究会は工作機械に関わるトライボロジーの課題を幅広く取り上げ,各分野の技術交流と自己研鑽を目的として2015年より活動している。工作機械や各種機械要素(転がり軸受,流体軸受,すべり案内面,リニアガイド等),潤滑剤,加工法,加工油剤,工具等に関係する研究者や技術者が多数参加している。

今回は野口 主査が2026年3月に定年退職となるため最終講義としての講演とともに,新体制への交代が発表された。4月以降は東京理科大学の宮武 正明 教授が新主査に就任し,幹事もジェイテクトの若園 賀生 氏から関東学院大学の堀田 智哉 准教授へと交代,事務局体制が一新となる。当日は野口 主査による挨拶の後,3件の講演と技術交流会が行われた。

「最終講義 転がり軸受研究41年を振り返って」 野口 昭治 氏(東京理科大学 教授)では,日本精工(NSK)での17年間と,東京理科大学での24年間にわたる41年の軸受研究の集大成として講演が行われた。円すいころ軸受の挙動解析,HDD用極小軸受の回転精度向上(玉数増加による振れ低減),電食によるリッジマークの発生メカニズム,グリース寿命とトルク特性,さらには温度変化による玉寸法の経時変化など,多岐にわたる研究成果がユーモアを交えて語られた。

また「MR流体を活用した自動車用ロータリーダンパー技術の最前線」を花嶋 幸博 氏(THK)が,「転がり軸受のフルーチング形成に及ぼす電気負荷と油膜厚さの影響」を葛谷 紘澄 氏(NTN)が講演した。(’26 2/10)

野口主査-第26回工作機械のトライボロジー研究会
野口主査

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