オムロンは,東京・品川に,製造現場の課題を顧客と共に解決するための「オートメーションセンタ TOKYO(ATC-TOKYO)」を2020年1月22日にグランドオープンした。37ヵ所目となるATC-TOKYOは,品川という都心に製造現場を再現し,最新のFA技術でモノづくり現場を革新する,オートメーションセンタの旗艦施設となる。
ATC-TOKYOでは,同社の持つ20万種以上の制御機器を高度にすり合わせた革新的な技術力と革新アプリケーションを使用し,モノづくり現場の課題に合わせた解決策を体感・実証できる。また,モノづくり現場で各種機器の導入に必要となる技術トレーニングを提供する。さらに,協調ロボットやモバイルロボットなど各種ロボットを使ったワーク検証や,装置の持ち込み検証など,顧客の使用環境に合わせた実証実験が可能な「AUTOMATION CENTER TOKYO POC LAB(POC-TOKYO)」を併設した。開発部門も近隣にあることから,都心の品川エリアにおいて,最新鋭のモノづくりを「体感」するだけでなく,「実証」,「技術習得」,「開発」まで,ワンストップでソリューションを顧客と一緒に開発することができる。
同社は,これまでFAのリーディングカンパニーとして画像処理センサーなどの入力機器から,各種コントローラー,サーボモーターなどの出力機器をはじめ安全対策機器,産業用ロボットまで幅広い機器を有し,これらをソフトウェアで組み合わせた独自のオートメーション技術を世界中の製造現場に提供している。こうした技術と機器群をベースに,3つの”i”,「integrated(制御進化)」,「intelligent(知能化)」,「interactive(人と機械の新しい協調)」からなる戦略コンセプト”i-Automation!”を掲げ,製造業のモノづくり現場の革新に取り組んでいる。
- 施設概要
- オートメーションセンタ TOKYO
東京都港区港南1-8-23 Shinagawa HEART(品川ハート)3階 - AUTOMATION CENTER TOKYO POC LAB
東京都品川区東品川1-4-8 日本通運東品川流通センタービル
- オートメーションセンタ TOKYO
- 主な機能
- 顧客の課題解決に貢献できるデモ機の体験,技術交流
- 課題解決のための「アプリケーションの開発」
- 解決策の実現に向けた実証,共同検証の実施
- 現場導入のための技術トレーニングの実施
- 見学方法
法人を対象とした事前予約制 (’20 2/26)