2025年12月17日

アマノ,地震前兆信号を時刻証明する事前防災システム構築へ,京都大学と共同研究を開始

アマノと,アマノのグループ会社であるアマノセキュアジャパンは,京都大学大学院情報学研究科 梅野 健 教授の研究グループと共同で,測位衛星で観測したデータあるいは京都大学に設置する電離層観測装置により電離圏および地殻変動などの地震前兆現象に関連する異常が発生した場合,アラート情報および根拠データ等にタイムスタンプを付与し,その真正性を証明する仕組みを構築するため,共同研究を開始した。

同共同研究において,事前防災に伴う情報発信時刻に「総務大臣が認定する時刻認証業務によるタイムスタンプ」を利用することでその信頼性を担保し,みちびき衛星などに搭載した原子時計から発生時刻情報と測位情報を,京都大学の観測所・アマノの支社にて分散的に取得することにより,安定的に妨害電波にも強い,事前防災用認証システムの構築と実証実験を行う。

総務大臣による時刻認証業務の認定制度は,「情報の信頼性を担保しながらその電磁的流通を振興すること」を目的とし,総務省告示第百四十六号(令和3年4月1日)「時刻認証業務の認定に関する規程」に基づいて,「確実かつ安定的にタイムスタンプを発行する時刻認証業務」を総務大臣が認定する制度。

今後は,この“事前防災用認証システム”という仕組みそのものを,災害大国である日本初の技術・システムとして世界に普及すべく,京都大学が加盟している国際電気通信連合(ITU)などの国際標準化機関に提案し,さらには,金融システム・災害用保険などで必要な事実認定の認証スキームとの連携を視野に,地震前兆現象検出技術に関連するすべてのデータの信頼性を担保する統合型事前防災・サイバーセキュリティ技術の構築を進める。(’25 12/17)

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