2025年10月29日

JVCケンウッド,振動をエネルギーに変換する環境発電の実証実験に成功

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ニコットラボ 研究デザインラボ

JVCケンウッドグループのJVCケンウッド・公共産業システムは,京都大学 橋梁工学研究室,建設技術研究所と共同開発している,スピーカーの原理を応用して振動を電気エネルギーに変換する環境発電(エネルギーハーベスト)について,橋梁での実証実験を実施し,発電に成功したと発表した。

国や自治体は社会インフラの設備・施設を管理する手段の一つとして,センサーを活用してインフラ設備の状態をモニタリングする技術の導入を進めているが,センサーは小型・軽量で設置場所が限定される上,電力供給が課題となっている。

同社は2024年4月より,京都大学 橋梁工学研究室と共同で,社会インフラの中でも振動があり,損傷が軽微なうちに補修をする予防保全の効果が高い橋梁での実用化を目指し,同社のダイナミック型スピーカーの音響技術原理を応用した低周波振動によるエネルギーハーベスト技術の研究開発を開始。2025年1月には建設技術研究所も参画し,現在は3者共同で同技術の開発を推進している。

実証実験では,自動車が橋梁を通過した際に生じる振動を利用してエネルギーハーベスト技術による発電が可能であることを検証,その結果,エネルギーハーベストにより数十Vの電圧が得られ,従来の技術では困難であった低周波領域での振動発電が実現できることを実証した。

同社は今後,発電量の増加,蓄電技術や通信技術,センサーなどと組み合わせた開発に取り組み,エネルギーハーベスト機能付き電磁自立型センサーの開発を推進,橋梁をはじめとする社会インフラの維持・保守管理における省人化やコスト削減への貢献を目指すとしている。(’25 10/29)

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