メトロ電気は,芝浦機械の監修のもと,自動車外装部品の生産効率向上と不良率低減を目的に,樹脂成形品エッジ処理ヒーター「オレンジヒート®」とロボット技術を組み合わせた次世代型「樹脂成形品エッジ処理システム」を開発した。
従来,自動車外装成形品に発生するバリやパーティングラインは,作業者がバーナーやカッターを使用して手作業で除去していたが,この手作業は時間と労力を要し,不良品の発生リスクや作業者への負担および設備火災リスクなど大きな課題となっていた。同システムは,樹脂成形品エッジ処理ヒーター「オレンジヒート®」とロボット技術を組み合わせることで,従来の手作業のプロセスを完全自動化する。
これにより,不良率を低減しながら作業者の負担を軽減し,生産現場の省人化が可能になった。さらに同システムは「オレンジヒート®」による高効率加熱を実現し,成形品のバリやパーティングラインを迅速かつ高精度に処理できるため,外観の品質向上にも大きく寄与する。(’25 5/14)