アマダは,DXの推進と次世代の人材育成をより一層強化することで,時代に即したビジネスモデルの構築を図っていく。その取り組みの一つとして,神奈川県伊勢原市の本社内に「アマダ・テクニカルエデュケーションセンター(ATEC)」を開設した。2025年10月より社員のエンジニアリング教育を開始し,国内外の製造現場に貢献できる人材の育成を目指していく。
新たな教育施設「ATEC」1階の実習場には新旧45機種のマシンを設置。マシン本体の分解・組付けだけでなく,駆動機構やレーザ発振器などの専門知識も習得できる。さらに,高まる自動化ニーズに対して,自動化システムとロボットも多数設置。試運転だけでなくプログラム作成から加工まで,顧客への教育が可能なスキルの習得を目指す。2階にはNC装置,空圧・油圧,専用治工具など,5部屋のシミュレーター室を用意。研修室では特定の危険性を伴う業務を行う場合に必要な,特別教育や職長教育などを実施する。これらの教育を通して36ヵ国,約1,700人のサービスエンジニアを製造現場に貢献できる次世代型エンジニアへと育成する。さらに,グローバル全社員のエンジニアリング化を推進し,課題の早期解決と満足度のさらなる向上を目指す。(’25 1/22)