トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)は,2024年12月13日(金)に東京都立産業技術研究センター(略称:都産技研・東京都江東区)で2024年度「第3回研究会」を開催した。
当日は大森 会長の挨拶の後,仁平 宣弘 氏(仁平技術士事務所)が「PVD・CVD硬質膜の密着性~評価,不具合,改善事例など~」と「冷間金型用鋼にけるPVD,CVDコーティング時の留意事項~ダイス鋼およびハイス特有の熱処理特性と関連して~」と題し,長年の東京都立産業技術研究センターでの研究結果や事例などを講演し,その後希望者には都産技研の分析実験室の見学を行った。
なお2025年2月21日(金)にはトライボシンポジウムとして第27回「トライボコーティングの現状と将来―モスアイ構造創成,液中プラズマ応用,トライボコーティング研究支援・加工現象解析―」を開催する。当日は第17回岩木賞を受賞した,大賞「グラッシーカーボンを用いたロール状モスアイ金型の開発」を東京理科大学の谷口 淳 氏,優秀賞「液中プラズマCVD法を基盤技術とした鋼表面へのダイヤモンド直接蒸着法の開発」を愛媛大学の豊田 洋通 氏/山口大学の白石 僚也 氏,事業賞「PCS Instruments ―Tribology Testing, Past and Present」をPCS InstrumentsのTom Welham 氏が各々記念講演を行う予定。
詳細はトライボコーティング技術研究会シンポジウム事務局まで。 TEL 03-5918-7613 FAX 03-5918-7624 http://www.tribocoati.st (’25 1/8)