ドイツの特殊化学品メーカー,ランクセス(LANXESS)の日本法人であるランクセスは,世界的な指揮者である小澤 征爾 氏が立ち上げた特定非営利活動法人「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀(以下,OICMA)」が若手音楽家を育成するための講習会及び演奏会を2023年度も支援し,OICMAへの支援が13年目を迎えたことを発表した。同社は,社会的責任(CSR)活動の一環としてOICMAを設立時より継続して支援し,その活動のサポートを行ってきた。
OICMAは,アジア圏の才能ある若手音楽家に弦楽四重奏を学ぶ機会を提供することを目的に,2011年に設立されたアカデミー。今年度は,事前にオーディションにより選抜された日本及びアジアからの受講生が参加し,2023年7月22日~30日まで,長野県の奥志賀高原にて9日間の講習会を実施後,7月30日に奥志賀高原,8月1日には東京で千秋楽となる演奏会を開催した。OICMAはこれまで,日本,中国,韓国など,過去13年間に延べ268名(今年度を含む)に上るアジアの若手音楽家の育成に取り組み,高い実績を積んでいる。(’23 8/23)