日本トライボロジー学会の会員提案研究会(旧第3種研究会)である「工作機械のトライボロジー研究会」(主査:野口 昭治 氏,東京理科大学)は,2023年2月24日(金)に東京理科大学森戸記念館(東京都新宿区)で第19回研究会を開催,約40人が参加した。
同研究会は工作機械に関わるトライボロジーの課題を幅広く取り上げ,各分野の技術交流と自己研鑽を目的として2015年より活動している。工作機械や各種機械要素(転がり軸受,流体軸受,すべり案内面,リニアガイド等),潤滑剤,加工法,加工油剤,工具等に関係する研究者や技術者が多数参加している。
当日は野口 主査の挨拶の後,下記4テーマの講演が行われ講演後には活発な質疑応答が行われた。
- 「送りねじの摩擦と精密位置決め特性」 深田 茂生 氏(信州大学工学部 機械システム工学科)
- 「ローラタイプ直動案内機器の最新技術」 板橋 成政 氏(日本トムソン 技術センター 技術研究所)
- 「電気インピーダンス法による油膜モニタリング技術の紹介と今後の展望」 岩瀬 駿介 氏 (日本精工 コア技術研究開発センター 第二研究開発室 潤滑研究グループ)
- 「界面化学的アプローチによる水溶性切削油の高機能化」 岡野 知晃 氏(出光興産 潤滑油二部 営業研究所 加工油グループ) (’23 3/15)