潤滑油協会は,2017年7月10日(月)に笹川記念会館(東京都港区)で「2017年度潤滑油研究会」を開催した。
同研究会は資源エネルギー庁の潤滑油の品質確保事業等への支援事業の一環として,潤滑油技術等に携わる人材育成に必要な潤滑油関連情報の提供を目的に,OILの日である7月10日に毎年開催している。
今回は「油圧作動油の最新動向」と題して,省エネ性,生分解性,難燃性作動油などの技術動向について,「ポリマー型SAPSフリー極圧剤の開発」と題して,ポリマー型SAPSフリー極圧剤の開発経緯と潤滑油に含まれる各種の表面活性を持つ添加剤との相互作用について,「最近の大型車用ディーゼルエンジンの技術動向と低燃費エンジンオイル規格の現状と今後」と題して,JASOディーゼルオイル規格の新カテゴリー:DH-2Fと低燃費オイルの燃費試験法についての3講演が行われ161名が参加した。
- 「油圧作動油の最新動向」 永井 利幸 氏(出光興産)
- 「ポリマー型SAPSフリー極圧剤の開発」 山本 賢二 氏(ADEKA)
- 「最近の大型車用ディーゼルエンジンの技術動向と低燃費エンジンオイル規格の現状と今後」 富澤 憲次 氏(日野自動車) (’17 7/26)