村田機械は,射出成形金型に埋め込み,金型の開き量や動作量を測定する位置センサ「MEL1007」を開発し,2018年4月より販売を開始した。
同製品は,検出ストロークが7mmあり,射出成形加工のコアバック法や圧縮成形など,金型の動作量が大きい加工法や,より高精度な金型制御が必要な加工にも利用可能。また150℃の耐熱性を有し,射出成形機の金型に埋め込みが可能。測定値は同社の変換器「MPD200」ほかで出力してデータ蓄積や成形機制御に活用でき,さらに同社の金型挙動モニタリングシステム「Muratec Molding Monitor」と組み合わせ,金型内の圧力・温度などの各種センサデータと合わせて分析することにより,詳細な金型挙動を把握することが可能となる。
自動車業界をはじめとする,高品質が求められるプラスチック成形加工では,成形時の金型の挙動を把握するため,開き量などを正確に測定し,試作成形時の条件設定や量産時の稼働監視に活用したいというニーズが高まっている。(’18 5/9)
アマダ,11/21から各種セミナーを開催
アマダは,2024年11月21日からアマダ・グローバルイノベーションセンター(AGIC,神奈川県伊勢原市)にて各種セミナーを開催する。