2018年6月27日

出光興産,次世代電池用固体電解質の開発に参画

アーステック

 出光興産は,技術研究組合リチウムイオン電池材料評価研究センター(LIBTEC)を通じ,新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進するEV用全固体電池の基盤技術確立を目的としたプロジェクトに参画すると発表した。
 EVの市場拡大が想定される中,車載用電池においては安全性・耐久性・航続距離の向上のニーズが高まっており,全固体リチウムイオン電池の実用化・量産が急がれている。全固体電池に用いられる固体電解質は硫化水素が原料だが,同社は硫化水素について石油精製で蓄積してきたハンドリング技術と,石油化学製品への応用技術を有する。また,固体電解質等に関する特許出願は電池材料メーカーとして最多の件数を有している。同社はこれらの強みを活かして,同プロジェクトに貢献するとしている。(’18 6/27)

Related Posts

スギノマシン,大容量モデル水素圧縮機用水素ブースターの供給開始

スギノマシン,大容量モデル水素圧縮機用水素ブースターの供給開始

スギノマシンは,カーボンニュートラルの取り組みとして,主にバス・トラックなどの燃料電池大型商用車(以下,FC HDV)向けの大規模水素ステーションに対応する川崎重工業製「大容量モデルの油圧ブースター式水素圧縮機(水素供給能力600Nm³/h)」に搭載される水素ブースターの供給を開始する。

Share This