2018年8月8日

不二越,DLC成膜用ハイブリッドイオンプレーティング装置「SPS-2020」を市場投入

アーステック
メンテナンス・レジリエンスTOKYO 2025
'25 7/23~25
メンテナンス・レジリエンスTOKYO2025
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 不二越は,高品質かつ高速なダイヤモンドライクカーボン(DLC)成膜を実現するハイブリッドイオンプレーティング装置「SPS-2020」を開発,市場投入する。
 同製品は,真空中でイオンビームにより成膜物質をたたき出すスパッタリング法と,プラズマ中に成膜物質を含むガスを注入して成膜するP-CVD法を融合したハイブリッド成膜技術により,硬さや膜厚などの成膜品質が向上。また,大電流のHCD式プラズマガンを2基搭載し,高密度なイオンビームを照射して,イオン化率を上昇させることで,DLC成膜速度を従来機対比で約1.5倍まで向上させ,生産効率を改善する。さらに,独自のプラズマ制御技術と最適な機械構造により,装填されるワーク間での膜厚などのバラつきを抑え,安定した成膜品質を確保することができる。
 炭素を主成分とする非晶質のカーボン硬質膜であるDLC膜のコーティング加工は,耐摩耗性・非凝着性・低摩擦性から,アルミ切削用ドリルなどの工具や,プラスチックやガラスレンズ,アルミ部品向けの金型,クラッチプレートやピストンリングなどの自動車部品にも広く用いられ,年率10%を超えるスピードで市場規模が拡大し,DLC成膜装置の高品質化・高速化のニーズも高まっている。(’18 8/8)

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