2022年3月23日

アジレント,ラボの生産性向上に向け,人工知能技術を取得

アーステック

米アジレント・テクノロジーズ・インクは,人工知能(AI)および機械学習ソフトウェアを開発するVirtual Control社が開発した最先端のAI技術を事業譲渡により取得した。アジレントは,ACIESとして知られるソフトウェアを,ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)プラットフォームに統合し,高スループットラボにおける生産性,効率性,正確性の改善を目指す。

ACIESはガスクロマトグラフ質量分析のデータ解析における労働集約的なタスクを自動化し,サンプリングからレポーティングまでのラボワークフローの効率を改善するソフトウェア。アジレントでは,この技術をLS/MSおよびGC/MS用のMassHunterソフトウェアパッケージに統合する。

同社は,様々な業界およびアプリケーションが,今回取得した技術の利点の恩恵を受けることとなり,食品分析,農業,環境,応用材料のほか,これら以外の市場にも広がる大きな可能性があると述べている。(’22 3/23)

Related Posts

アマノ,地震前兆信号を時刻証明する事前防災システム構築へ,京都大学と共同研究を開始

アマノ,地震前兆信号を時刻証明する事前防災システム構築へ,京都大学と共同研究を開始

アマノと,アマノのグループ会社であるアマノセキュアジャパンは,京都大学大学院情報学研究科 梅野 健 教授の研究グループと共同で,測位衛星で観測したデータあるいは京都大学に設置する電離層観測装置により電離圏および地殻変動などの地震前兆現象に関連する異常が発生した場合,アラート情報および根拠データ等にタイムスタンプを付与し,その真正性を証明する仕組みを構築するため,共同研究を開始した。

Share This