2022年3月23日

アジレント,ラボの生産性向上に向け,人工知能技術を取得

アーステック

米アジレント・テクノロジーズ・インクは,人工知能(AI)および機械学習ソフトウェアを開発するVirtual Control社が開発した最先端のAI技術を事業譲渡により取得した。アジレントは,ACIESとして知られるソフトウェアを,ガスクロマトグラフ質量分析計(GC/MS)プラットフォームに統合し,高スループットラボにおける生産性,効率性,正確性の改善を目指す。

ACIESはガスクロマトグラフ質量分析のデータ解析における労働集約的なタスクを自動化し,サンプリングからレポーティングまでのラボワークフローの効率を改善するソフトウェア。アジレントでは,この技術をLS/MSおよびGC/MS用のMassHunterソフトウェアパッケージに統合する。

同社は,様々な業界およびアプリケーションが,今回取得した技術の利点の恩恵を受けることとなり,食品分析,農業,環境,応用材料のほか,これら以外の市場にも広がる大きな可能性があると述べている。(’22 3/23)

Related Posts

SEMI,2025年ファブ装置投資額の予測を発表

SEMI,2025年ファブ装置投資額の予測を発表

SEMIは,世界の半導体前工程製造装置の投資額が,2025年に前年比2%増の1,100億ドルに達し,2020年から6年連続成長を記録する見込みであることを,最新のWorld Fab Forecastレポートにおいて発表した。

Share This