2026年2月25日

「トライボロジー研究会 第36回講演会」開催される

2026年2月13日(金),パシフィコ横浜 会議センター(横浜市西区)で「トライボロジー研究会 第36回講演会(運営委員長:杉村 丈一 氏,九州大学 名誉教授)」が開催され,当日は約300名が参加した(写真)。

同研究会は協同油脂が支援している活動で,今回のテーマは「ビジュアル化で進むトライボロジー」。実験的な可視化やシミュレーション等を活用した可視化,可視化した表面に機械学習などの情報科学的な処理を施すことにより摩擦摩耗の本質を見える化する研究など,トライボロジストがこれまで積み重ねてきた見えないものを見えるようにする取組みや,生産技術における課題の明確化,製品の効率化の指針を明確にした事例など,課題の抽出と視覚化によりトライボロジーの課題を克服した事例を「ビジュアル化」として,ビジュアル化への様々な取組み事例が紹介された。当日の講演内容は以下のとおり。

  • KEYNOTE SPEECH
    司会:杉村 丈一 氏

    • 「材料分析における各種可視化技術の紹介」 沼田 俊充 氏(日産アーク)
  • CASE STUDY:SESSION I その場で見る
    司会:中野 健 氏(横浜国立大学 教授)

    • 「顕微FT-IRを用いたEHL油膜における極圧添加剤挙動のその場観察」 三浦 彩子 氏,北村 拓也 氏,木島 秀夫 氏(JFEスチール),星 靖 氏(一関高等専門学校),七尾 英孝 氏(岩手大学),久米 耕之 氏(大同化学)
    • 「摩擦中その場観察技術による摩擦摩耗現象解明」 細川 征嗣 氏(デンソー)
    • 「二酸化チタン皮膜を形成した純チタン板における摩擦界面その場観察」 三好 遼太郎 氏(日本製鉄)
  • CASE STUDY:SESSION II 機械の中を見る
    司会:足立 幸志 氏(東北大学 教授)

    • 「斜板式ピストンポンプによるスリッパ/斜板間の潤滑油膜厚さその場観察」 川北 成美 氏(コマツ)
    • 「自動車ハブベアリング用シールにおける耐泥水試験の粒子法シミュレーション」 小代 昌輝 氏(NTN)
    • 「粒子法シミュレーションによるエンジン内オイル流れの可視化と評価」 山下 健一 氏(いすゞ中央研究所)
  • CASE STUDY:SESSION III トライボ現象を見る
    司会:西岡 岳 氏(福井工業大学 教授)

    • 「MoDTC添加油中の摩擦なじみ過程で形成するナノ界面の可視化手法とその重要性」 小池 亮 氏(トヨタ自動車東日本)
    • 「グリースにおけるDarcy流れのCFD解析」 相馬 実波 氏(協同油脂)
    • 「表面粗さと摩擦係数の相関マップに基づく低摩擦損失歯面の提案」 獅子原 祐樹 氏(ジェイテクト)
  • 特別講演
    司会:鷲津 仁志 氏(兵庫県立大学 教授)

    • 「大人のための自転車健康入門」 中村 博司 氏(堺自転車のまちづくり・市民の会)  (’26 2/25)

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