2026年2月10日

ケミカルリサイクル・ジャパン,2026年4月に油化ケミカルリサイクルの商業運転開始

出光興産の子会社であるケミカルリサイクル・ジャパン(以下,CRJ)が,出光千葉事業所の隣接地に建設を進めてきた「市原事業所」が完成した。

同事業所内には,使用済みプラスチックを再資源化する油化ケミカルリサイクル設備や前処理設備などが完工している。同事業所の使用済みプラスチック処理能力は年間2万tで,2026年4月の商業運転開始を予定している。

「使用済みプラスチック」とは,家庭や企業などから排出される廃プラスチックのことで,同社はこれの再資源化を目指してきた。同社のケミカルリサイクル事業では,触媒を用いた接触分解システムによる独自の油化技術を採用しており,この技術を活用した油化ケミカルリサイクル設備において,回収した使用済みプラスチックから軽質原油に相当するCR油(ケミカルリサイクル油。使用済みプラスチックを油化して生産した軽質原油相当の油)を生産する。生産したCR油は,出光グループ製油所・事業所の石油精製装置および石油化学装置において原料として使用し,マスバランス方式を適用した「ケミカルリサイクル化学品」などへ再資源化される。マスバランス方式は,原材料から製品への加工・流通工程において,ある特性を持った原料(例:使用済みプラスチック由来の原料)がそうでない原料(例:石油由来の原料)と混合される場合に,その特性を持った原料の投入量に応じて,製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法。

出光とCRJは,ケミカルリサイクル事業を通じて使用済みプラスチックの再資源化に取り組み,循環型社会の実現を目指す。(’26 2/10)

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