DMG 森精機は,ワークとパレットを自在にハンドリングし,柔軟な生産を実現する次世代の自動化システム「MATRIS WPH」を開発した。
同製品は,ワークハンドリングとパレットハンドリングを1つのシステムに集約し,さまざまなワークの変種変量生産に対応することが可能。ロボットの最大可搬質量が70kgの「MATRIS WPH 70」と,210kgの「MATRIS WPH 210」の2種類がラインナップされている。操作は,引き出しストッカ横に設置しているDMG MORI Automation Controllerに集約し,直感的な操作を可能にするユーザーインタフェースにより,ノーコードでロボットの操作や稼働状況の確認などを行うことが可能。その他,多様な種類の治具を収納できる可動棚や作業性の良い段取りステーション,大容量の引き出しストッカなどを備える。また迅速なシステム構築を可能にする設計や,タッチプローブを用いた自動ティーチングを採用したことで,システムの立ち上げ日数を従来品と比べ50%短縮し,垂直立ち上げも可能になっている。(’25 10/29)









