日本トライボロジー学会の会員提案研究会(旧第3種研究会)である「工作機械のトライボロジー研究会」(主査:野口 昭治 氏,東京理科大学)は,2025年7月30日(水)に東京理科大学 森戸記念館(東京都新宿区)で第24回研究会を開催した。

会場風景
同研究会は工作機械に関わるトライボロジーの課題を幅広く取り上げ,各分野の技術交流と自己研鑽を目的として2015年より活動している。工作機械や各種機械要素(転がり軸受,流体軸受,すべり案内面,リニアガイド等),潤滑剤,加工法,加工油剤,工具等に関係する研究者や技術者が多数参加している。
当日は野口 主査の挨拶の後,下記4テーマの講演が行われ,講演後には活発な質疑応答が行われた。
- 「ディスペンステクノロジーの紹介」 中村 雅幸 氏(武蔵エンジニアリング)
- 「グリースの色に基づいた劣化診断法とその実用化例の紹介」 稲葉 武信 氏(日本精工)
- 「工場環境特性を利用した工作機械の省エネ空冷システム」 鈴木 直彦 氏(高松機械工業)
- 「JIMTOF2024 展示内容について」 小川 卓也 氏(オークマ) (’25 8/6)

野口昭治主査の挨拶